早稲田サロン(2025.04.12)
4月早稲田サロンは 従来とガラリ趣向を変え、去る12日(土曜)の午後3時から
呑み処「がらん」を舞台に、4日前の8日に98歳の誕生日を迎え
さん(1951 法 卒)を講師にお迎えし、ご本人のたっての希望であるハーモニカ
にまつわる想い出を語りつつ 懐かしい昭和の名曲の数々をハーモニカで演奏
いただくという「企画」の下に、開催いたしました。
今回の企画に当たって、「がらん」には部屋を貸し切り提供いただ
で用意した酒類や寿司等の飲食物を持ち込む形式での、開催となり
当日はサロン常連メンバーのほか、さくらの会から女性陣も参加く
りのおでんやおつまみ類をご準備いただいたほか、鈴木さんの98
花束まで準備して開会の冒頭にお渡しくださる等、ご配慮いただき
この場をお借りし、さくらの会の皆さんのお心遣いに改めて感謝申
会場となった「がらん」には、急用および体調不良で直前になって
られた2名を除く 総勢13名が集い、貸し切り空間でのくつろいだ雰囲気を満喫
しながら、鈴木翁の語りとハーモニカの熱演に暫し耳を傾けた、2
鈴木さんの経歴については先の開催案内メールの中で詳しく紹介し
ハーモニカとの出逢いは小学4年生の頃だったそうで、その頃に基
のことです。
奇しくも鈴木さんの生まれた年に九州から上京し、作詞家 西城八十の門下生と
なって戦前の昭和歌謡界をディック・ミネとともにリードした島田
の作詞となる 「上海ブルース」や、「酒は涙かため息か」、「人生の並木道」等
メロディの数々が、鈴木さんの想い出話とともに熱奏され、更には 靖国神社での
軍馬慰霊祭にご臨席の三笠宮殿下の御前で献奏した 古関裕而作曲の「暁に祈る」
がリクエストで演奏されると、昭和世代の出席者の面々は一様に懐
耽りながら、時間が経過するも忘れてこれらの名演奏に聴き入った
「良い曲を作るには、その基になる詞が良くなければならない」と
組んで数々の名曲を生み出した古賀政男が折につけ語っていた言葉
んは話してくれましたが、まさにその通りだと思いました。
鈴木さんからはまた 同年輩の西原総長との想い出や、生まれ故郷浅草の芸人たち
との交流等々、尽きない話と演奏で2時間余は瞬く間に過ぎ、17
で大学校歌を出席者者全員で斉唱し、盛会のうちに会はお開きとな
今回の企画は、昨年11月の小金井稲門会の総会終了後に続いて行
場で鈴木さんからの、「サロンの席でハーモニカ演奏を是非やって
し出が発端となって、「鈴木さんが98歳の誕生日を迎えられる年
でやりましょう」と 当方これを受けたものの、ハーモニカを吹ける会場の新たな
検討に頭を悩ませた挙句、「がらん」のご協力もあって実現に至っ
お開き前には、熱演の直後にもかかわらずお疲れの様子もみせず、
きの大学校歌を一緒に歌われた「百寿のハーモニカ奏者」・鈴木と
の拍手をお送りしたいと思います。
また、それに続く関さんの「フレー!ふれー!としお!」の〆のエ
りました。
最後に、講師近影と講演風景写真を添え ご報告とさせていただきます。
以 上
早稲田サロン 代表世話人 岸川 公一