5月カラオケ会のご案内
先日、国立新美術館で開催されている「RENOIR」(ルノワール展)へ行ってきました。
おそらくピカソを除けば最も多くの、およそ6000枚ともいわれる作品を
残した画家、そして生涯にたった1枚の絵しか売れなかったゴッホとは
反対に経済的にも大きく成功した画家です。
ルノワールは美しいものをより美しく、幸福感に満ち溢れた場面に
より輝きを与える、そんな絵を描くことができました。
今でも世界中に多くのファンがいるわけです。
印象派の巨匠として並び立つルノワールとモネ、
二人は20歳と21歳で出会います。
二人の出会いが10数年後の印象派の立ち上げに
大きな力となったのでしょう。
しかし3回目の印象派展後、ルノワールは印象派を離れていきます。
光の効果の追求のあまり形を見失った印象派の技法に疑問を持ったのか、
あるいはもともと形のない光を描こうとしたモネに対して人物を描こうとした
ルノワール、二人の必然ともいえる別れだったのか・・・・・。
今回の「ルノワール展」の目玉作品は「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」という
屋外のダンスホールを描いた作品。ダンスに集う多くの人たちに揺れるような
木漏れ日がさんさんと降り注ぐ、まさに幸福感あふれる絵です。
最高傑作ともいわれるこの絵をルノワールは35歳で描いています。
その後の全く別人かと思うほどの画風の変遷、78歳まで描き続けた
ルノワールは幸福感あふれる絵の裏で苦闘していたのかもしれません。
ここのところ新入会員の方がカラオケ会を
一層盛り上げてくれていますが、
さらにカラオケ好きという女性会員が
入会してくれました。
なかなか楽しみですね。
一年のうちでもっとも爽やかな季節。カラオケは久しくやっていないなという方も、
ぜひどうぞ、お集まりください。
(幹事・金子正和)
1 日時 5月28日(土)18時~21時
2 場所「飲み処がらん」℡042-384-2028
3 会費 男性3000円 女性2000円
4 なにかご質問があれば金子まで℡を。(090-1996-9292)