小金井稲門会60周年記念ツアーグルメ 『台北満喫!夕暮れ九份街並み観光・故宮博物館2泊3日』報告書

 今夏のツアー・グルメは小金井稲門会創立60周年を記念し初めての海外旅行として、『台北満喫!夕暮れ九份街並み観光・故宮博物館』2泊3日添乗員、ガイド、専用車、食事つきのゆったりした計画で実施しました。

参加者は伊藤佳子(教64)、梅根憲生(商64)夫妻、金子正和(政経73)、小島敏男(教60)、坂井研次郎(理工59)、辻本英一(政経69)夫妻、中村一夫(法69)、西村正臣(商62)、福岡貴子(教82)、亘理鐵也(理工63)の12名でした。

 初日の6月1日(土)は午前7時15分に小金井駅南口ロータリーに集合し、ジャンボタクシーで羽田に向けて出発。何時もながら小金井稲門会会員で遅刻する人は無く、高速道路の渋滞もなく、幸先よく羽田国際線ターミナルに到着。10時50分発のエバー航空で台北の松山空港へ。到着時は大変な大雨で今後を心配させるような天気であったが直ぐに止み、3日間の観光には何ら問題がなかった。これも、小金井稲門会会員のもつ日頃の行いの良さのお蔭か。しかし、30度を超す暑さと、日本以上の蒸し暑さで汗びっしょりに。空港からガイド付きの専用バスで出発。ガイドは明治大学卒の陳さん。陳さんに、観光以外の台湾事情や、観光客事情も案内されながらの旅。最初は1738年に創建され、台北で最も長い歴史を持つ寺廟の龍山寺へ、次に中華民国初代総統だった蒋介石の業績を称える中正紀念堂へ。中正紀念堂の衛兵交代式にドンピシャの時間に到着。デュティーフリーの店によりパイナップルケーキや紹興酒の台湾土産を初日から購入の後、一旦ホテルにチェックインしてすぐに伝統の台湾家庭料理の老舗名店『欣葉』でコース料理。台湾料理は辛い、油っぽいイメージだったがそんなことはなく日本人の口に合う美味しいお店。15年物の紹興酒が美味で皆で大いに飲む。ハイボールを楽しんだ人も一人。食後はバスで士林夜市へ。土曜日夜で地元の人、観光客でごったがえす中をすりに用心しながら皆でそぞろ歩き。その後、マッサージを受ける二人が途中下車をし、バスでホテルへ。マッサージは1コース2時間(勿論健全コース)で満足の様子。

 2日目は故宮博物館からスタート。今回は、人気の三品が何処にも出張せず揃っていてラッキーだそうだ。人気の三品とは、玉器の翡玉白菜肉形石(豚の角煮)青銅漆金の北魏時代の釈迦牟尼仏座像。昼は北京料理に『聚馥園』で北京ダック入りのコース。その後、バスで九份に向かう。九份はかっては金鉱で栄えた、山の急斜面にある狭い路地の街で往時の面影を残し郷愁を誘う街。ここも士林夜市と同様にごったがえしておりスリにご用心の街。

夜に来ると提灯が灯り、より郷愁を誘う街になるのだろう。海を一望できる人気の『阿妹茶楼』で一服。その後、ホテルへ戻り1時間ほど休息し、小籠包の名店金品茶樓へ。小籠包、蒸し餃子、焼売etc.のコース料理。今夜も15年物の紹興酒で盛り上がる。全員でホテルのバーでウエルカムドリンクのサービス券を使い一杯やった後、一室に集まり宴会で盛り上がる。平均年齢70歳越えのメンバーなのに皆元気なこと。

 3日目の午前中はフリータイム。台北101の展望台と台湾随一の老舗ホテル圓山大飯店の有名な肉まんを計画したが、圓山大飯店の食事が11時半からで間に合わずに展望台だけに変更し、タクシーで台北101往復。台北市内を展望後、館内のスーパーでカラスミ、パイナップルケーキなどの定番のお土産を購入。デュティーフリーの店の約半額。台北101へ行かず、地下鉄、徒歩で篆刻のお土産を求めた人も。道を尋ねながら歩き、台湾の人の優しさに感激したとのこと。昼前に、全員ホテルに戻り、中華に飽きたかホテルのイタリアンで昼食。ホテルからデュティーフリーの店により松山飛行場へ。

 定刻に羽田国際空港に到着し、リムジンバス、乗用車、電車でそれぞれ帰宅。繰り返しになりますが、さすが小金井稲門会会員。何ら問題もなく、元気で、和気あいあいで、60周年記念ツアーにふさわしい旅になりました。

                                 幹事  中村一夫