小金井稲門会創立60周年記念事業(2019年度)市民公開講座 開催報告

担当:中村 彰宏

 6月8日(土)小金井商工会館にて、当会員であり、小金井市名誉市民でもある早稲田大学栄誉フェロー・名誉教授・毛里和子先生による講演「現代中国の外交」が行われました。

心配された雨も降らず、当会員48名、市の幹部5名、市民19名の総勢72名の参加者を数えました。市の幹部は、西岡市長、住野副市長、大熊教育長の市三役に加え、天野広報秘書課長、深草男女共同参画室長にもお越しいただき、ほぼ満席状態で講演会がスタート。

毛里先生は2018年末に刊行された「現代中国外交」(岩波書店)を利用され、中国内政と外交の関連性、米中関係・日中関係の対比、日中間の対話メカニズムについての分析など、多角的に中国外交について言及されました。時折しも米中貿易摩擦で米中関係が世界でクローズアップされる中、毛里先生より米中関係の背景を明快にご説明いただいたことは、参加者にとり大変時宜にかなったことと言えましょう。講演後の質疑応答では参加者から活発な質問があり、毛里先生はその一つ一つに丁寧にそして的確にお答えいただきました。その後は場所を中華レストランに変え、毛里先生を囲んでの懇親会、市長・副市長を含め計18名の参加者を数え、盛会のうちにお開きとなりました。その場で住野副市長(文学部卒)から小金井稲門会の入会申込書をいただけるという成果もありました。

 参加された市民の方からは「毛里先生のお話はとてもためになりました」というお褒めの
メールまでいただきました。

 今回の「市民公開講座」を通じて、小金井稲門会への会員サービスに止まらず、小金井稲門会と市民とのつながり、行政とのつながりを強化できたことは大きな収穫であったと思われます。それもこれも事前準備や当日お手伝いの役員の皆様のご尽力のおかげです。この場を借りて厚く御礼申し上げます。また、お忙しい中ご参加いただいた、会員の皆様、西岡市長をはじめとする市の幹部の皆様、市民の皆様、改めまして、ありがとうございます。