2月27日、後1ケ月で廃館になる福祉会館4階の家事実習室で女子会主催の「お茶セミナー」が行われた。参加者は30人、数からいうと男性も三分の一いるのだが、少なく見える。女子の迫力である。

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集まりは、「おーいお茶」で知られる伊藤園の協力で行われた。伊藤園の創立者は、早稲田人である。伊藤園は、「ティテイスター」の資格をもった社員を有しており、食育活動として無償で、様々なところで、お茶セミナーを開いている。

 

3人のナイスガイ「ティテイスター」がお茶道具一式を持参してやってきた。最初に、ティテイスターが、「まず、みなさんいつも入れているようにお茶を入れてください」というと、一気に雰囲気が出てくる。二人一組になって入れたお茶をすすりながら、「茶」の広東語が「チャ」で、福建語が「テー」など初めて聞くお茶の歴史や種類・品種、などの話に引き込まれた。一番茶、二番茶といった採れる時期、浅蒸し、深蒸しによるお茶の違いの話になると、どんどん専門的になってきた。

 

何といっても、おいしくお茶をいれる実践が楽しい。各テーブルに準備された茶葉(ちゃよう)、急須、お湯を使って、テイスターの指示を聞きながら、茶葉の量、お湯の温度、入れる時間に気をつけながら大騒ぎとなった。入れるお湯の温度で、アミノ酸(うまみ)、カフェイン(苦味)、カテキン(渋味)といったお茶の成分の出方が変わり、味も変わり、効能も変わってくるという。知っているようなことであるが、やってみると奥が深い。水出し茶にも挑戦することになり、持参していただいた伊藤園の安曇野の冷水を使うと、美しい緑茶が出て感動的。質問時間では、緑茶というがペットボトルのお茶はなぜ黄色なのかといった素朴な質問から、緑色は葉っぱの粉の色でお茶の味とは関係はないとの意外な事実を知ったりした。

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日本茶は、日本文化を代表する。ティテイスターの話しによると、日本人は、たかがお茶のために、茶室を作ったり、茶道のセレモニーを尊んだりして、お茶にかける日本人の情熱は異常であるということで、世界の人たちが「日本のお茶」に興味をもつようになったという。

おりしも日本食が文化遺産に登録され、世界の注目を集めているが、その文化にお茶は欠かせないことも改めて知らされた。お茶の深さを知り、お茶の葉一つを多様に豊かに楽しむ日本人の繊細さ、精神性も考えさせられる有意義な集まりとなった。協力してくださったたくさんの方々に感謝したい。